「アニー基金」プロジェクト通信 ( 平成26年 4月 )



 パンジーが咲き、木々が新芽を出すこの頃、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
子ども達の賑やかな声が、だんだん聞こえやすくなってきました。窓を開けると、どこからか耳に入ります。
爽やかな風と子どもの声・・・とても嬉しくなりますね。

昨年の7月より、中央児童相談所よりあずかっていた16才の男の子なんですが、父親から虐待を受け、金属バットで殴られていたそうです。
母をかばうために、幼児のころから虐待をじっと我慢していたこと、じっと見ている兄や弟にも何も感じずに接してきたこと、父親の機嫌をとるために全力を傾けてきたこれまでの生き方は、母の保護だったという考え方を話してくれました。
家族や、何もしてくれない近所の人たちへの苦悩の末に、市役所に相談に行き、児童相談所にたどり着きました。
相談員の方々と話を進めていく中で、一時保護されているという何とも言えない疎外感、母親の反応の曖昧さに驚き自分のしてきた事は何なのかと空しさでいっぱいになったそうです。
彼の戦いは、今までの生き方に対する真摯な仕事でした。自分を責めることから、父を責め、そして母への情けが憎しみに変わり、リストカットをして体を痛めつけました。
身体の痛みより、心の痛み・・。やっとの苦しみを心の3分の2ぐらい整理し、今年の3月、自立していくことになりました。17才と半年です。アパートを借り、布団から全ての日用品をアニー基金から20万円を借りて、生活を始めています。
最近では、仕事仲間やお医者さん、そして児童相談所の人たちと、信頼のできる人たちが増えてきています。アニー基金の力の大きさと、信頼できる会員の方々を得て、つくづく嬉しい借用書ができました。
もしお時間がとれるようでした、この子への激励のお手紙をお寄せ下さい。皆さまの声が、「彼の元気」を呼び覚ましてくれると思います。
 (〒270-0101 千葉県流山市東深井392番地13 「アニー基金」プロジェクト 宛て)


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1. 定例報告 

① 3月11日  定例会
② 3月20日  M君(情報は本人保護の為、開示できません)、アパート費用他貸出し
③ 4月6日   里親会委員会の参加、関東ブロック
④ 4月15日  定例会 (総会の準備)
⑤ 5月20日  総会を開く予定 (流山市生涯学習センター 10:00~12:00)


★ 総会のご案内 ★
会員の方々のご意見やご要望を、たくさん伺いたいと思いますので、ぜひお集まりください。
      日時   平成 26年 5月 20日 (火)  AM 10:00 ~ AM 12:00
      場所   流山市生涯学習センター 第1会議室 
            (つくばエキスプレス 流山セントラルパーク駅 徒歩3分)
LinkIcon流山市生涯学習センター 地図

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2. 氏名の公表についての補足事項 

虐待を受けた子や未成年の子らには、実名での援助はできても、名前の公表はできません。 虐待をした当事者からの保護の観点と、M君は現在17歳という事もありまして、理事達でしっかりサポートしていきます。
アニー基金では、何人ものこういう子らを見守りながら、名前を出せない事をご理解下さい。総会の場では本名をお伝えしますが、本紙での記載はご了承いただきます。


3. 今期の方針について 

里子や養護施設の子らの成長を見守りながら、支援体制を整えることが、私たちの大きな役目です。
その根本にある悩みを解消する手段としての「心の成長」。実親と子どもらの心の成長は、とても大事です。
昨年度も議題に上げましたが、今年こそは親子相談所の設立に向けて、議員立法に向かっていきたいと思います。実親への心の制裁と正しい愛情の示し方を学習させる事と、里親達の心理的なケアが大切な役目となります。ぜひ、応援を宜しくお願い致します。

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