「アニー基金」プロジェクト通信 ( 平成27年6月 )



 朝昼の温度差が6月かと思うほどの大きな月。皆様のご健康をお祈り申し上げます。
5月19日は、正会員の委任状と理事らで無事に総会を終えることができました。 これまでの役目と共に、里親たちを「支援する」のではなく協力をし、里子たちの自立のお手伝いができるように、定款の変更も行いました。
里子たちの家庭は、たくさんの問題を抱えています。
自立と言われても、実親との不安定な感情のもつれや、里親さんとの素直になれない心情の中にいます。
心理的な不安定をどう対処させていくかが、小学5年生から23歳ぐらいまで続きます。経済的自立と共に、里親さん達はじっくり向き合わなければいけない問題です。
定款の変更により、「アニー基金」プロジェクトの活動に新しい1ページを開く事ができました。
今後も、子ども達の気持ちに寄り添いながら、多くの問題に取り組んでいきたいと思います。


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1. 定例報告 
    (日付)   (行事報告)
①  3月10日   定例会
②  4月23日   NPO社会的養護で育つ子ども達地位向上ネットワーク
     〃     クリスマスヴィレッジ 訪問
③  5月19日   総会
④  5月21日   よつば総合法律事務所 懇談会PR
⑤  5月27日   流山市社会福祉協議会 PR
⑥  6月10日   柏児童相談所 所長 面会


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2. お知らせ

・美容師を目指していた菅井美佐子さんが、3月末に合格する事ができました。80万円を借りての挑戦についに決着をつけられました。今後は、定期的にお金を返済してくれるとの事ですので、安心と同時に 2重の喜びとなりました。
・諏訪市の美咲希さん(16歳)は、養護施設にお世話になることが決まり、毎日頑張っています。
「自分に負けるな」と声援を送っています。施設の方々と手を組んで、無事に高校を卒業できるように手助けをしていきます。

3. 施設訪問の件

NPO法人「社会的養護で育つ子ども達・地位向上ネットワーク」の理事長、坂本 輝子さんに直に合い、養護施設
の子らが一人立ちするまでの生の声を聞きました。
施設に来るとき、親のお骨を持ってくる子がいる事、お墓を作って安心させることの大事さを私たちに教えてくれ
ました。お寺の場所は善意で寄付されましたが、墓石はみんなで寄付金を集めたそうです。
又、子ども達に職業里親制度を再開してほしいという事で、私達と意気投合しました。クリスマス・ヴィレッジの施設の中の乳児ルームは、コルクボードを床に敷き詰め、安全な環境を提供していました。
ニコニコ笑う子ども達の写真を入り口に飾り、安心感を与えています。
園長をはじめ、「今のままではいけない・だからこうしよう!」と動いている園でした。
非常に優れた施設の方々と知り合う事ができました。

4. 少年法と向き合う子ども達について

現在、少年法に係わった16歳~18歳の子ども達と接しています。なぜ暴力をふるったのか・・・。
父親の暴力にじっと耐え、年頃になると他の子らへ、その力を暴力で返していました。
本当はとても優しい子ですが、法的に責任を果たさせようと、保護士らと力を合わせていますが、心理カウンセラーの力がとても必要だと痛感しています。
父親の暴力を止められない事情をよく分かってもらい、逆にそんな環境から自立をさせていかなければ、同じ事を繰り返してしまいます。 心理的ケアを要する親と子に対して、正しく向き合える組織として、改めて「親子相談所の機能」が大事だと思います。これは、暴力をふるう親たちへの軌道修正が必要なのです。
この戦いはまだまだ続いていきます。


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5. 「アニー基金」プロジェクトの働き

「里親のグチ」はとても大切な事だと考えています。思い通りにいかない里子たちを相手に、自分を大切にする事でより深く愛情を発せられます。ですから、里親協力の意味が児童相談所以外に必要となるのです。
グチの中身を誰にも漏らさず、良い解決法を見つけてあげる事が、里親家庭の安定感を得られる大事な仕事となります。今後も「アニー基金」プロジェクトの働きが、より大きく求められていきます。



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