「アニー基金」プロジェクト通信 ( 平成26年12月 )



 暮れも押し迫り、大そうじ等で大変です。今年の最後に良いニュースを4本お知らせ致します。
9年前に保育士になりたいと、無償の奨学金20万円を含めて、60万円を借りた恵子さんが、無事に返済を終えました。2児の母となりながら、しっかり毎月の返済をしてくれました。 こちらからも感謝の言葉をかける事ができました。
又、虐待児だったM君、もう18歳になり、生活自立資金の20万円を貸し出しましたが、12月に返済を終える事ができました。就職も同じところで、しっかり頑張っています。  皆様からの温かいお心遣いにも感謝しております。
スタイリストになりたいと希望していた美紗子さんですが、美容師の試験があと少しでダメになり、希望を失いかけていました。それでも、自立支援センターの元所長さんのアドバイスで、再挑戦することになりました。
まだ27才、しっかり再挑戦してほしいですね。「希望=将来」への第一歩です。
最後に一つ。16歳の高校生(Y君)が、被虐待児で、父の暴力から逃げる為にアパートを借りて、生活保護を受けながら高校に通う事になりました。アパート代がないので、アニー基金を知り、21万円を借りました。
今、Y君は13万円の生活保護費で、学校生活を送っています。
未成年後見人を弁護士に依頼し、安全な生活を送っています。お兄さんも被虐待児でしたので、力を合わせて精一杯生きています。あちこちに頭を下げてくださる方もあり、その方へ向けた表情がニコニコと安心感を得ていると感じさせるものでした。
皆様からの寄付金や会費の中身が、このような多くの子ども達を支えておりますことを、改めてご報告させていただきました。いつも本当にありがとうございます。

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1. 定例報告 
(日付)      (行事報告)           
① 9月9日    定例会                  
② 9月11日   法務局手続き       
③ 9月17日   貸出面接 Y君
④ 10月1日   Y君へ契約書作成  
⑤ 10月15日  生活クラブ・エッコロ基金 助成金申込み
⑥ 10月18日  (財)全国里親会 岡山大会出席
⑦ 12月6日   千葉県里親会柏支部講演会 後援 はぐくみの杜 所長 高橋克己氏 
⑧ 12月26日  よつば総合法律事務所 応援依頼

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2. 今期の課題と来年度に向けて

12月に入り、選挙がありました。アニー基金としては、「親子相談所」のことで色々な政党にお世話になっています。無事に再選してくれることを祈りつつ、子どもらの事を優先し、考えて行動してくれる政治家が増えてくれる事を期待しています。
今、Y君の生活を、虐待から守るという観点で見ていますが、やはり虐待をしている親には何の制裁もなく、子どもらが住所を隠しながら生活をしています。M君の時も同じでした。無事に生き延びることが第一という環境は、やはり変ですよね。
Y君の場合は、保護者の権利を主張されないように、未成年後見人を見つけて法的なカバーをする事ができました。今後についても、無事を確保され、児童相談所外でも生活できるようになったのです。
しかし、保護者はそのままです。日本の法律の不備なところです。
児童相談所にはその権利がありませんから、家庭裁判所を通していくしかないのです。心ある弁護士たちの労力がこの子らの運命を変えていってくれるのかと安心していましたが、未成年は二十歳まで。その後は・・・・?
みんなで考えていきましょう。子どもら、青年らの心の安定のために、又、経済的な支援を含めて、今後もご協力の程宜しくお願い申し上げます。

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